猪木DVD−BOX Disk102011/02/21 00:01

 10巻目、ようやく半分まで来ました。「猪木が選んだ至極の名勝負50」その5は昭和56年から59年です。私がワールドプロレスリングを見るようになたのは高校生の時、タイガーマスクのデビューからなので、この辺からリアルタイムで見ています。
 タイガーマスクの四次元殺法に夢中になり、藤波対長州の名勝負数え歌に熱狂し、気がついたら猪木信者になっていたわけですが、最も印象に残っているのが、国際軍団との1対3マッチです。1対3でも負けやしないと思っていたのですが、猪木が負けてしまいます。それでも猪木が弱いなどとは思いませんでした。解説の桜井さんの「2対1で猪木の勝ちだと言いたいですね」という言葉に、その通りと思ったことを今でも覚えています。勝つ事が必ずしも勝ちではないという大事なことをこの試合で学びました。レフェリーの山本小鉄が、猪木が木村に決めた足4の字固めのカットに入って来た浜口、寺西をバッタバッタと食い止めた姿も印象的でした。
 M・スーパースターとの賞金&マスク剥ぎマッチ、木村とのランバージャック戦、ブッチャー戦、若き前田との唯一の一騎打ち、いわく付きのホーガンとのIWGP優勝戦2試合、長州戦と濃厚な内容です。

猪木DVD−BOX Disk112011/02/21 23:21

 11巻目「猪木が選んだ至極の名勝負50」その6です。私が初めてプロレス生観戦したのが、昭和60年4月18日、両国国技館でのブロディ戦です。この試合で、すっかりプロレスの虜になりました。ここからは東京での試合はほとんど観ています。
 夏に3番勝負で行われたブロディ戦。9.19東京体育館の藤波戦。そして昭和61年にはUWFとのイデオロギー闘争となります。2.6両国での藤原戦では試合後、前田が猪木にハイキックを見舞い「猪木だったら何をやっても許されるのか」の名言を吐きます。5対5イリミネーションマッチはゲーム的な要素が強かったですが、面白かったです。
 坊主頭でアンドレからギブアップを奪った試合。そして暮れのタッグリーグ戦は、猪木&藤原対猪木&木戸です。

猪木DVD−BOX Disk122011/02/22 21:49

 12巻目「猪木が選んだ至極の名勝負50」その7です。昭和62年から63年、ここでの猪木のライバルは古くから因縁のあるマサ斎藤でした。全日に参戦していた長州らの新日Uターンの噂がある中、参謀格のマサ斎藤が大阪で猪木と一騎打ちを行います。白熱した攻防となりますが、突如としてあの悪名高き海賊男が乱入、試合をぶち壊して、暴動騒ぎとなります。そして両国での再戦には、長州らがリングサイドに陣取り、馳が斎藤のセコンドに付きます。ハプニング的にノーロープ、手錠マッチとなり、猪木がTKO勝ち、長州の登場というリング外の事件も相まって非常にエキサイティングでした。
 そしてもう1人の敵がビッグバン・ベイダーでした。これも悪名高いTPGの刺客ということで、印象は悪かったですが、後にトップ外人レスラーとなります。猪木が負傷により返上し、藤波が巻いたIWGPのベルトへの挑戦権を賭けた有明コロシアムでの1戦が収録されています。
 そして猪木が藤波のIWGPに挑戦した横浜文体での60分フルタイムドロー。私にはこの試合が事実上の猪木の引退試合です。

猪木DVD−BOX Disk132011/02/23 22:54

 13巻目「猪木が選んだ至極の名勝負50」その8です。時代は平成に入り、猪木は長州に完敗。その後、国会議員となり限定出場となります。議員となって国内初の試合はドームで坂口と組んで、橋本&蝶野と戦った試合です。試合前の「やる前に負けること考える馬鹿がいるかよ」ビンタ、試合後の史上初の「1、2、3、ダー」も収録されています。
 30周年記念試合は、シンとタッグを組んで、ベイダー&浜口に勝利。試合後は生涯のライバルであるシンとお互いを称え合います。
 平成4年1.4の馳戦、平成6年1.4の天龍戦と続きます。

猪木DVD−BOX Disk142011/02/24 22:35

 14巻目「猪木が選んだ至極の名勝負50」ラストはファイナルカウントダウンです。1stのムタ戦は超異次元対決でした。4thは愛弟子の藤原との感動的なラストマッチでした。
 平壌でのリック・フレアー戦は、意外にも見事に噛み合って、名勝負となりました。19万人が熱狂する様は本当に凄かったです。
 5thのベイダー戦はカウントダウンの中でも屈指の名勝負です。ベイダーの投げ放しジャーマンは本当に凄かったです。ムーンサルトプレスでは、本当にもう駄目だと思いました。猛攻を凌ぎきった猪木が腕十字で逆転勝ち。最後は握手を交わします。
 そして引退試合のドン・フライ戦。試合自体はあっさりと終わってしまいますが、試合後のセレモニーから猪木の退場までを収録。久し振りに観ましたが、やはり素晴らしいです。

猪木DVD−BOX Disk152011/02/25 22:39

 15巻目から「発掘!蔵出し秘蔵名勝負」ということで、初DVD化の50試合です。バックランドとの初対決、シンとのUWA世界ヘビー級選手権といったメジャーな試合もありますが、アメリカでのニコリ・ボルコフとのNWF戦、風邪による高熱の中戦ったケン・パテラとのNWF戦、キラー・カーン戦、木村健悟戦などのマイナーの試合も。
 タッグマッチも藤波と組んで、マードック&アドニスに勝利したMSGタッグ優勝決定戦、同じく藤波と組んだマードック&ローデス戦、この試合で猪木は負傷していた足を攻められ、翌日のMSGリーグ戦優勝戦を欠場に追い込まれ、アンドレ対キラー・カーンの決勝となります。
 猪木&木戸対ロベルト・ソト&ジョージ・マクレリー、猪木&藤波対アドニス&オートンの普通のタッグマッチも、それはそれでいいのではないかと思います。
 新しいところ、といっても15年ほど前ですが、代々木第二体育館での海賊男、ガスパー戦も収録されています。

猪木DVD−BOX Disk162011/02/26 13:55

 16巻目「発掘!蔵出し秘蔵名勝負」その2です。ストロング小林戦は有名ですが、その後、新日本に入団し、タッグを結成した映像は珍しいと思います。対戦相手はハンス・シュミット&ブル・グレゴリー、地方興行のメインでした。
 ホーガンのアックスボンバーに沈んでからの復帰戦、田コロでのラッシャー木村戦は、試合後の「俺の首をかききってみろ!」宣言で有名です。最後のIWGP優勝戦のマサ斎藤戦も、試合後に世代闘争が始まった「てめえの力で勝ちとってみろ!」発言が有名です。
 キラー・カール・クラップ戦、ピート・ロバーツ戦、アイアン・シーク戦、オックス・ベーカー戦、バッドニュース・アレン戦、デビット・シュルツ戦といった名勝負というより埋もれていた試合が収録されています。
 ビッグネームですが、ローデスとの戦いは、今一つ噛み合いませんでした。昭和59年の元旦決戦も両者リングアウトでした。
 タッグでは、ホーガンと組んでマードック&アドニスとのMSGタッグリーグ優勝戦、藤原と組んで、高田&越中とのジャパンカップタッグリーグ戦です。
 NEWリーダーズ対NOWリーダーズの5対5イリミネーションは、対UWFと比べると今一つでした。

猪木DVD−BOX Disk172011/02/27 01:35

 DVD−BOXは3分冊になっていて、1冊に8枚が入っています。3冊目は見開きの片面に4枚入っていて、もう片面には全試合完全データ集の冊子が入っています。これも貴重なデータです。17巻目「発掘!蔵出し秘蔵名勝負」その3は、遂に最後の3分冊目に入ったというわけです。
 大木戦はNWF戦ではなく、大木の頭突き猛ラッシュでリングアウト負けしたワールドリーグ戦のものという具合に、あまりスポットの当らない試合が収録されています。ハンセン戦は2度目の対決、ハンセンは水色のショートタイツです。坂口戦も唯一の負けである昭和61年のIWGP公式リーグ戦、猪木は例の坊主頭でした。 ローデス戦、バックランド戦、ラッシャー木村戦、ビガロ戦、マードック戦も有名ではない試合の収録です。
 意外なところでは、ワフー・マクダニアエル戦、ポール・オンドーフ戦もありますが、名勝負というにはちょっとあっさり決まっています。
 坂口との黄金コンビ対ハリウッド・ブロンドスの北米タッグ戦、藤波とのタッグでマサ斎藤&長州戦も収録。

猪木DVD−BOX Disk182011/02/27 12:41

 18巻目「発掘!蔵出し秘蔵名勝負」もラストです。初のソフト化というイワン・コロフとのNWF戦はなかなかの名勝負でした。トニー・ロコとのシングルも収録。
 ライバルたちとの闘いは変わったシチュエーションのものが。バックランド戦は、マイアミでのWWF戦です。マイアミビーチで藤波とトレーニング、古館アナのインタビューに応えるというシーンもありました。シン戦はメキシコでのUWA戦。ホーガンとは初対決。ハンセン戦の昭和55年MSGリーグ優勝戦、アンドレ戦の昭和57年MSGリーグ戦もあまり見ないものでした。坂口とは昭和62年の最後の一騎打ちでした。
 キングコング・バンディとのボディスラムマッチ、1万5千ドルという賞金が微妙です。長州に敗れ、第1試合に出場していたロン・スター戦も貴重です。
 藤波と組んでのマサ斎藤&ヒロ・マツダ戦、高田とのタッグでマサ斎藤&ベイダー戦、カウントダウン最中の馳とのタッグで藤原&石川戦も収録。

猪木DVD−BOX Disk192011/02/27 21:39

 19巻目は巌流島決戦完全版です。開始までのドキュメットから、2時間5分14秒の史上最長試合がノーカットで収録されています。初めの1時間ほどは両者ともテントから出て来ず、ただ時間が過ぎて行くだけなのですが・・・。それでもとにかく貴重な映像です。これでやっとあと1枚です。