アクトレスの可能性と限界2022/10/30 17:22

アクトレス後楽園
 アクトレスガールズをずっと観ています。最初は半信半疑でしたが、女優がプロレスをするのはすごく正しいことなんじゃないかと思うようになりました。舞台もプロレスも表現するもので、彼女たちはプロの表現者なので、表情や動きで喜怒哀楽がすごく伝わってきます。プロレスにも舞台にも全力で頑張っていることが伝わってきて、応援せずにはいられないという感じでした。すごく可能性を感じました。
 やる以上はプロレスも舞台も50%づつではなく、100%づつ200%の全力でなければなりません。そうすると従来のプロレスとの違いは何もなくなります。長い間、200%で頑張り続けることもできないでしょう。次々と選手たちが卒業していく流れになり、限界が見えてきた気がしました。
 そして昨年末、アクトレスガールズはプロレス活動を停止して、プロレスを元にしたエンターテイメントを目指すということで生まれ変わりました。新木場などは何度か観に行きましたが、従来のプロレスとの違いは出せずにいるという印象でした。そして初めて観る後楽園公演でも方向性は見えてこなかったと思います。
 選手は増えました。前半は新人たちの試合で、バラエティー色が濃かったです。第1試合後には、西口プロレスの小猪木と小馬場が登場して、次回対戦するアピールがあり、プロレスエンタメで西口プロレスは安易な気もして、こんな感じが毎試合あるのかと思ったら、ちょっとうんざりでしたが、その後は過度なマイクパフォーマンスはなく、ホッとしました。後半は残留した選手たちが登場して、プロレスも魅せられるようになりました。
 セミはヒールユニットを結成した悪斗と入江彩乃が登場しましたが、ヒールらしさはまったくなく、もっと悪いことをすべきかと思いました。メインは未来ちゃんが澄川菜摘に勝利して、ベルトの新設をアピールしました。いいと思いますが、やはり従来のプロレスとの差別化が難しいです。

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